思い起こせば学生時代、社会科で習ったジャガイモ飢饉なる事件で
イギリス人と芋のただならぬ関係を察していたわたくしですが、
実際にイギリスに行ってみると出るわ出るわの芋料理。
かの有名なフィッシュアンドチップスにとどまらず、
メインに付け合わせにと、様々なところでジャガイモ料理にお目にかかります。
なにより驚いたのは会社員時代、ロンドン駐在をしていた先輩から
「イギリス人はフライドポテト(=チップス)にソースをかけただけもの昼食としてもりもり食べる。専門店まである。」という話を伺った時でした。
いや、いくらメシマズ大国として名高いイギリスでも
そんな芋揚げただけの昼飯とか…しかも専門店とか…商売なりたたないでしょ~と
タカをくくっていたのですが、今回渡英してみてね、
あった。
芋(チップス)専門店。
しかも割とおしゃれな感じの路面店、堂々たるいでたちです。
この日は偶然お店の前を通りかかり、
「イギリス人を知るには、やはり芋は避けて通れないのか…!」と謎の使命感に駆られたので
人生初の昼食に芋オンリー体験をしてみました。
\店頭にもイモ!/
さてさてこのお店、注文はいたって簡単です。
まずはサイズを選んで…
あとはトッピングのソースを選ぶだけ
ってソースの種類めっちゃ多いな!
日本ではせいぜいケチャップかマヨネーズが関の山ですが、
カレーにバーベキュー、果てはピリピリという謎フレーバーまで
さまざまな味付けがチョイスできるようになっています。
さんざん悩みに悩んだ挙句決められなかった私は、
伝家の宝刀店員さんのおススメお願いします作戦で決めました。
会計後、
「チップスに塩をふるか」
「ソースは上にかけるか、全体に混ぜるか」
が聞かれるので、好みにあわせて答えつつ待つことしばし…
\揚げたてを調理(?)してもらえるよ!/
渡されたのがこちら
\ジャーン!!/
店員さんおススメのSATE味(甘辛いカレー味)、全体まぜまぜバージョンです。
ていうか、これでスモールサイズだからね?
ラージとか片手で持つのが困難なサイズだったからね?
お店にはイートインスペースがなかったので、
近くにあったベンチに座って昼食タイムです。
長年日本人をやってきた身としては、
この大量のポテトを昼食として認識するのはいささか困難だったのですが、
イギリスに入ったのでイギリス人になろうと決心し芋に向かいます。
食べた感想は…
うん、芋。とてもおいしい、芋。
チップスはカリカリタイプではなく、もっちりねっとりした食感です。
甘辛いソースもとってもうまい!
揚げ物には炭酸だろ!と勢い購入したコーラ、
なけなしの理性がダイエットコーラを選択しているところが泣けてきます。
揚げ物との相性もばっちりです。
ただね、ほんと芋だから。
それ以上でも、それ以下でもない。
付け合わせも、逃げ場もない、ひたすらに芋なのです。
この一種類のものをひたすら食べ続けるというのもとてもイギリス感がありますね。
気づけばお店には行列ができていて、
私以外の人はみんな大きなサイズの芋を嬉々として購入している…
なかなか減らない芋を片手に、
イギリス人の芋への執着、恐るべし…!と感じた瞬間でした。
でもね、食べ終わった瞬間はもう当分芋はいい…と思っていたのですが、
帰国した今、なぜかまたああ~またあのチップス食べたいなぁ状態になっているのです。
芋の魔力恐るべし!ですね。
なんだか今となってはほかの味も挑戦しておけばよかった~という思いです。
というわけで、イギリスで昼食芋体験をされた方は、ぜひぜひおすすめを教えてください~😄!!
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